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介護三事業をテーマに議論が進行中! |
現状を踏まえて僕の考えを書かせて頂いています。 宜しければご覧ください。 ※ 数回のブログを修正して紹介しています。途中でフォントが変わったり、読みずらい部分がありますがご理解ください。 |
@ (10月5日公開したブログから) 昨日、新聞の地方欄に「赤井川議会『白樺会』案を否決」と載りました。何年ぶりの出来事でしょうか? 「否決されたのでこれで終わり!」とは思っていないので、あくまで、わかりやすくお話ししておこうと思います。 ちなみに採決の結果は3対3の同数。 でも、議会のルール上、委員会決議で委員長が反対を表明して否決と言うことになりました。 スタートは平成30年1月に遡ります。 「デイサービスセンターの運営を赤井川村社会福祉協議会(以後、社協と呼ぶ)に任せられないか?」 と言うものだったようです。 議会に対しては平成30年12月の定例会にて、介護三事業(デイサービス、訪問介護、在宅介護)の委託を社協と協議している旨の報告がなされたようです。 ただ、一年間かけて業務委託検討したのですが、社協側の体制(社協評議員への配慮や管理責任者等の人員配置)に不安が残り、うまくまとまらなかったようです。 そして、業務委託から指定管理に変え、社協ありきから、一般公募に形を変えて事業者を募り、選定をすることとなりました。 業務委託から指定管理に変える理由は、業務委託では介護給付費請求事務を行えないという法的な理由のようです。 一般公募の要綱や方法、そして結果は村のHPで記載されていますので、興味のある方はご覧ください。 ココをクリック では、ここからが個人の意見になりますが、なぜ民間に業務を移行させる必要があるのか・・・・? と言うことです。 現在は村がデイサービスの運営を行い、村の職員とパートさんでデイサービス業務を行っているのです。 当然、そのメリットは金銭的な透明性でしょう。村は営利団体ではないのでとてもシンプルです。 ただ、問題は村の職員がサービス業務を行っていることです。 議会でも発言しましたが、地方公務員として赤井川村の勤務しているものが、何年もハイエースに乗ってお年寄りの送迎をしている。一日の業務の大半が送迎の為に費やされるのです。 皆さんは「違和感を感じませんか・・・?」 僕は毎日それを眺めながら、運転手より「もっと仕事があるでしょ」と思うのです 現に、現在、この担当をしている職員はある分野ですごい才能を持った人物だと感じています。 ―――――――「本当にもったいない!」 更には、近年の社会構造から言っても委託分業は必要です。 たとえば、僕は約10年前に身体のことを一年かけて学び整体師の資格を取りました。 ただ、昨今、医学療法の技術や技法、知識は目覚ましく変わり、僕が10年前に学んだ知識は既に時代遅れだったりすのです。 だから、最新の知識を得るための努力が必要になりますが、その学びの場の最前線は専門的な知識を持っている現場や、その知識を計画的に学ぶことができる学校がベストです。 そのような場所で育ったプロを求めるなら、村の職員やパートさんでは難しい。 だから、民間に業務委託が主流になるのです。 もっとわかりやすく言えば、 病院を運営する場合、病院の床掃除を病院の先生がやっていたらどう思いますか・・・? 「院長っ〜床掃除までして立派だわ〜」と思う人もいるでしょう。でも、現代社会では通用しませんよね。 床掃除する時間があれば、知識や技術、個人のスキルアップに時間を費やして、患者が安心して受療できるできる病院になってもらいたい。 多少、お金がかかっても床掃除は院長の仕事じゃないでしょう。 言うまでもありませんが床掃除にしてもプロがいますから、お金で解決できるならその技術を持ったプロに委託すべきなのです。 つまり、民間に委託できるなら民間にお願いをしようと言うのが自治体の判断。 副村長も役場もこの問題は緊急課題(一丁目一番地)だと言っているので、 あまり悠長にしてもらいたくない。 僕もこの続きはなるべく早く書きたいと思います。 A (10月9日公開したブログから) 前回の続き。民営化に付いてもう少し書かせて下さい。 民間に業務を行うと利害関係生まれます。これを不安視する議員の声もありました。 まぁ、世の中、悪い奴らも多いから不安になるのは考えとしては間違いない。ただ、民営化のメリットはそれよりも大きいことも近年無視できないところです。 そのメリットのもっとも大きなのが、皮肉にも『儲ける』という事にあります。 当たり前の事ですがデイサービスで儲けるには利用者を増やさなければいけません。当然、サービスが悪い施設には行きたくないものです。 現在デイサービスで働いているスタッフは、とても献身的にサービスをしていることは知っていますが、少し目線を変えて、儲けるという観点でデイサービスを見ると、現状よりサービスの充実が図られるのではないでしょうか? 特に、リハビリを目的に余市に通う人も多いと聞いています。身体を効率よく動かし元気なお年寄りを多くする為にも、まだまだやることはありそうです。 お年寄りが満足して笑顔が増えるサービス、その実現に向け何が必要か真剣に考えるにはいいタイミングだと思います。 もう一つ、物品の購入しても経験値の高い方が有利。 これは、農業者でもある僕でも良く経験することですが、購入量が増えると価格が安くなる場合が多いし、商品の選定においても経験値が高い方が失敗は少ない。 言うまでもありませんが、効率的に人と物を動かすには、民営化は魅力的で僕は民間に業務にお願いする指定管理は賛成で、村の優先課題だと考えます。 そんな議論は、多分、僕が議員になる前にされていたのでしょう。多分、、、。 僕が赤井川村の議員になった最初の会議は既に第二段階の選定のやり方に付いてでした。 一番疑問に感じたのは選定委員の選定。役場の職員のみで構成される8名がジャッジマンと言うことです。 やはり民間人を入れるべきだと今でも思っています。透明感がない事への不満を委員会で伝えました。 ただ、この小さな村で選定委員の抽出する難しさや、プロポーザル方式(複数の会社に企画、提案をして貰うこと)であること、そして、プレゼンテーションを公開ですると言うので新人議員は渋々納得したことを付け加えておきます。 本音をいえば、途中参加の議論です。 大人しくしておきたいところでしたが、あまりに難しい問題を避けて通れない。そう思うと興味が湧くのです。 二番目の疑問はこの介護事業に名乗りをあげる民間会社が有るのか? そして、手を挙げる理由です。 この答えは議長が教えてくれました。 お金に関してはそれほどメリットはない。 でも、公共事業を請け負う事による社会的なメリットは大きいと言う事らしいです。 そして、2社1事業所の公募があり、選定作業がスタートしました。 B (10月10日公開したブログから) プロポーザル、公開プレゼンテーションと、初めてのこととしてはちゃんとしていたと思います。 評価項目など何処から引用したのかはわかりませんが、概ね管理業務内容を理解するには充分の内容でした。 名乗りを上げてくれたアマランス・白樺会・社会福祉協議会、プレゼンの良し悪しはありましたが、個々の特徴、情熱を感じる発表をして頂けました。 そして、僕なりに三者の利点・欠点を知ることが出来たような気がします。 行政のくだした結果は「否決」記事の数日前に北海道新聞が発表しました。 御存じの方も多いと思いますが『白樺会』でした。 8人の選考委員が出した点数をお知らせしておきます。 白樺会 661点 アマランス 603点 社会福祉協議会 未発表(※議員資料には三事業者の点数は掲載されていましたが村のHPでは社協の点数は発表されていないので削除しました) 社協の点数が思ったより低かったのは、村が提示した指定管理料2500万円を大きくオーバーした為です。 個人的にプレゼンテーションを聞いた限りでは、社協案をもっと高く評価しても良いと思いました。 点数の配分に少し問題は感じます。どこに評価のウエートを置くかは難しい問題ですが、白樺会のサービス内容(質的な評価)は高くとても魅力的で、社協の指定管理料の減点分を考慮しても圧勝だったと感じます。 では、何故否決されたのでしょうか? その秘密は予算書の中にあったのです。 こちらも僕の想像になりますが、白樺会はプレゼンテーションに重点を置き過ぎた。その結果、向こう3年間の予算書を軽視。年間の補助金2500万円と、前年度までの決算書ありきで、適当に作ってしまったのです。 確かに杜撰(ずさん)な予算書の内容でした。 それに気付いたの議長。あっぱれでしたね。 少し乱暴な表現もあったような気がしますが、 『議員必携』にはこう言う言葉が書かれています。少し長くなりますが、、、。 政治家とは、常に地域の現状と問題点を考え、将来のあり方を踏まえて住民を指導する立場にある。指導するためには、それなりの識見と信念を持つことが要求され、これを行政に、また、住民に訴えて説得しなければならないのである。 そのために、政治家に強く要求されるのが「勇気」と「奮起」である。※学陽書房発行『議員必携』参照 乱暴な発言を好むわけではありませんが、「奮起」と考えると納得です。 ただ、この指定管理の問題は副村長が言う通り、先決議案で一丁目一番地の問題。随分、議論はしました。一年がかりの検案。 このままと言う訳にはいきません。 特に、利用するお年寄りにとっては、数字上の定量評価より、サービスの中身を問う定性評価の方が何倍も重要なのです。 議会決議ということを考えると僕にも責任があるので、本当に言葉を選びますが、、、。あえて言わせてもらえれば 時代に沿った課題や、問題点が村の中には色々あって、もっともっと議論をしなければいけない課題はまだまだあるのに、いつまでこの問題を引っ張るのかと、、、。 医療や福祉を始め、介護事業の制度やサービスが変動していく中、本当にこのまま村が事業体あっていいのかを考えると、、、、 問題を凍結させ、先送りすることが、良い選択だとはとても思えないというのが僕の考えです。 委員会最後の質問で僕は ――――――「否決されたら、、、、この先どうなるかんですか?」 という質問をしたら、役場の方々はそろって慌てた顔をしザワつかせたと思います。 事務局長が後で僕のところにそっと寄って来て 「連さん、その質問はダメです」と伝えてくれました。 あえて言うなら、「そんなことはわかっています!」 でも、傍聴に来ている人の何人かは、、、、「否決されたらどうなるんだろう・・・・?」って考えていたはずです。(リサーチ済み) その質問の裏にあるのは、このまま放置されては困ると思っている村民が多いということ、議員立ち位置と住民の立ち位置を無理やり離す必要はないということです。 難しい問題は住民目線に立って考えるのが一番です。 ドレードオフ 難しい問題に満場一致はありません。どこかに犠牲は払うことになるのでしょう。 本当に良い機会です。 村(行政)の実行力とリーダーシップを是非見せてもらいたいものです。 総務特別委員会で議決された時、委員長は審議不十分と言う事で反対に回り4:3で否決。 更に審議を深める必要があります。―――――「さてさて、皆様はどのように考えますか?」 C 否決された介護三事業が再び動き出します。 (10月31日公開したブログから) 名寄市の社会福祉協議会(以後社協という)による居宅介護支援事業所の不正問題が北海道新聞に大きく取り上げられていました。 『対岸の火事』と言っていいのでしょうか・・・? 新聞からの情報なので自分の見解が100%正しいとは思いませんが、 焦点になるのは情実主義的な古い習慣と性善説にあるのではないかと思います。 日本では昔から情実的な感覚を美学としていたところがあり、人はみな善人だから組織や部下を守る為に 嘘や”ごまかし”はやもえないという思想があります。 ましてや、友人や知人を守るためには仕方ないこと。 と言った感覚が田舎に行けばいくほど残っているような気がしてなりません。 当然、それが田舎の良さだったりするところですが、もはや介護支援はビジネスです。 大きな人のエネルギーを使うものだからこそ、 優しさや、貴さや、まして人間関係の美学で割り切れるものでない! 特に介護の現場を見て、触れて、知ればこそ、 介護の大変さや、奥深さ、そして合理性を感じるのです。 さて赤井川村のディサービスセンターの問題も暗礁に乗り上げ、舞台を特別委員会に移し、話し合いがもたれることとなりました。 住民の皆様にとっては「何やってんだ!」と思われるところでしょうが、議会と言う場所は、住民代表として熟議する場です。 難しい問題だからこそ、時間をかけ、じっくり論議を交わし、慎重に進めていますので どうかこの状況を理解の上、もし、ご意見があればお伝え頂ければ思います。 前回の報告で、議長の奮起とも思える発言で白樺案が否決されたことはお伝えした通りですが、 そのあとの展開はスッキリしない。 もしくは、理解しがたいものとなっています。 簡単に説明すると、 10月17日、議員控室において馬場村長からデイサービスの今後についての意見交換会がありました。 その時は「白樺会案は否決されたので今後どうしましょうか?」という感じだったように思います。 それぞれ色んな意見が出た中、残った意見は、 現状のまま、赤井川村がデイサービスを運営する案と、三事業を分離して民営化する案です。 二番目の分離案は、、、、確か議長ひとりからの提案です。 かなり強引に感じたのは僕だけかもしれませんが、 デイサービスをアマランスが指定管理し、在宅介護と訪問介護を社協に委託すれば良いのでは・・・? と、誘導的な意見に聞こえました。 そして10月29日 新聞の地方欄に出た記事の通り、 デイサービスを村直営でやった場合と、議長が提案した分離案の予算シミュレーションが資料として提出され、 その説明後、馬場村長からは、 分離した場合も、直営も、予算的には大きくなるので、 先ずは直営に戻し、審査方法を見直し、あらためて公募したいという旨の意向を示しました。 それに対し、議長からは 「基準点(プロポーザルの結果)を満たした二番手の村の業者に託せば、当初に掲げた2500万円でできるのに、なんで大幅に予算を増やしてまで直営でやらないといけないのか?」という意見が出ました。 もともと直営でやっても、人員の確保やコストがかかりすぎて運営できないというのが民営委託のスタートで、その為に2年間、様々な議論を重ねてきた。 それなのに、その議論をすべてなくし、予算を増やしてまで直営でやるというのは、いささか住民の理解を得ることができないというのが主張です。 かなり激しい議論になったのですが、僕が受けた印象としては 「馬場村長は主張を曲げなかった」ということ。 議長は「理事者側の責任問題だ!」という言葉まで口にしましたが、 29日の会議の決着としては、新たに特別委員会を設置し、再度議論を深めようということになりました。 会議後、僕と議長の会話で、議長が言った印象的な言葉が、 「あっちの業者(白樺会)にお金を出さなくても、村の業者にお金を使った方が村は喜ぶだろ」というものでした。 確かに『稼ぐ村』と言う観点でいえば「外部からお金を集め、集めたお金は外に出さない」というのが基本中の基本です。 でも、今回の問題を一番に考えなければいけないのは利用者だし、 次に考えるのは、そこで働く人達のことだと思います。 それに、この三事業を村外業者に運営をしてもらったとしても、 どれだけお金が外に出るかと予算書を眺めても、ほとんど考えられないのがこの事業の特徴です。 いつまでこの問題を長引かせるのでしょうか・・・・? 「先ずは、来年はどうなる?」と言うのだけでも決めてあげなければ、利用者も従業員も困ります。 特別委員会が設置されましたが、次の委員会の開催日は未定。特に年末年始になり、日程調整が難しくなるこの時期。 熟議が必要と言ってもスピード感のないまま、ずるずると続くのはいかがなものかと思います。 今日の名寄の北海道新聞の一面記事の最後に書かれていた文字は「怠慢」でした。 議会も怠慢だと思われないように、しっかりと審議し、住民の方にはわかりやすく説明する。それも議員の役目ですよね。 長くなるので今回は現状報告まで、、、 D (11月2日公開したブログから) 個人的にはシンプルに考えた方が良いと思います。 つまりサービスの質です。利用者へのサービスを第一に、プレゼンテイション(以後プレゼン)で受けた印象だけで選択して良いような気がします。 ただ、最もサービスの質が高いと感じた白樺会案が、審議不十分と言うことで否決になったので 「ねじれが発生した」。 しかし、9月24日に行われたプレゼンの結果、及び、僕が各事業者から受けた印象から言って、二位のアマランスがデイサービスの指定管理者、3位の社協が在宅・訪問介護事業を委託、と言うのは、ちょっと理解しがたい。 だから、平等に三社にチャンス(といっていいのかな?)を与え、 最もサービスの質の高い業者に任せれば良いのです。 チェック機能を不安視する議員もいましたが、今回の名寄で起きた事件で 『半官半民』の社協ですら「身内意識」が強く、うまくいかないことが悪い例として暴露されたわけですから、 単純にビジネスとしてシンプルに考えるべきではないでしょうか。 スピード感がないので、本当に残念ですが、選定基準の再検討から始め、 選考委員には住民の代表や有識者と呼ばれる人にもご足労頂き、再度公開プレゼンテイションをすればいい。 「それなら『白樺会』になるだろう」と思う方もいるでしょうが、 三事業者の利点・欠点も公開したうえで、改善できる点は改善してもらい、各事業者の考えを出してもらうしかないと思います。 それによって、実際にどの事業者になっても、 より質の高いサービスを生むことに繋がるのではないでしょうか? それの考えに一番近い案が、村長が言った、一旦、直営に戻し、再度検討するという考え方です。 9月24日に行われたプレゼンから・・・・・ 社協のプレゼンはとても誠実でした。 「住民に一番近いところにいるので、一番住民のことを理解できる」と言った言葉が印象的。 委託料を2500万円から3000万円にして欲しいという要望と運転資金の問題が減点になったので それをクリアーできるかが課題。ただ、透明性は一番感じられ、資金運用に利益を求めない。 つまり、利益が出たら村に戻します。と言うのも、信用できる誠実な言葉だったように思います。 白樺会のプレゼンは明快でした。 「利用者がデイサービスの卒業を目標にしたい」と言うのが印象的 その為にリハビリに力を入れようです。 人員減が気になったところですが、事務作業を倶知安の本部と連携して行うことができる為と ヘルパーの人数を減らしてもオペレーション(指示系統)の方が重要で、 的確なオペレーションを行うことでより良いサービスを提供できると言った自信も感じることができました。 アマランスは一番不慣れな感じがしましたが、その中で時間をギリギリまで使ってプレゼンを行いました。 「重度者の支援、ニーズがあれば日曜日もやりたい」と言っていたのが印象的。 ただ、個人的には不安要素が多く、個人情報や、食事についての質問に 明瞭な答えを得ることができなかったことが残念です。 そして、アマランスと温泉とデイサービスをリンクさせるようなことが、さらに不透明さを増長させたような気がしました。 プレゼンを聞いた感想を書いてみました。あくまで僕が感じた印象です。 村民の方はどう思うでしょうか・・・・? 近く村による住民懇談会が行われます。各個人の思いを伝えてみるのも良いかもしれませんね。 まぁ、僕としてはこの問題を1日でも早く決着して欲しいと思います。 設置した特別委員会はいつ開かれるのでしょうか・・・? 北海道中央バスの余市赤井川線土日運行停止、及び代替え交通手段の問題も、スピード感を持ってじっくり審議しなくてはいけない問題です。 議会活性化委員会を設置しても一か月以上開かれる予定もない。まだまだ問題はあるのにイジイジした気分です。 ただ、最初に言った通り熟議しなくてはいけないことはあるので、 引き続き、情報を集めること。僕のスキルを上げること。その為の努力は惜しまず継続していきたいと思っています。 E(12月10日公開したブログから) 今回(12月4日)行われた特別委員会で議論した結果、3年間は業務委託は行わず村が直営するという<方針>が示されました。決定は19日から行われる定例会です。 少しでも早く業務委託した方が良いと考える僕としては残念な結果に終わりそうです。 村長が強い熱意で「三事業の見直し審議をなるべく早く再開したい」と言わない限りダメでしょうな。少し期待しているのですが、、、、。 一番残念だったのが、今回も利用者の立場に立った意見が出なかったこと。記憶が正しければ能登議員だけが機能訓練について要望しただけ。それ以外は、三事業を含めた赤井川村の社会福祉サービスの問題点ばかりを話し合っていた気がします。 そもそも、今の現状ではダメだから業務委託の考えが浮上したんでしょ・・・? 確かに僕も三事業をひとまとめにして委託することには無理があると感じています。もう一度、介護事業の本流にメスを入れ、効率的な分離案も含め、事業の見直しを行い、理事者側から赤井川村の老人福祉への取り組みを提案すべきです。三年も方針を曲げて直営でやる意味が分かりません。 委員会終了後、その疑問を委員長に尋ねると「委託業務は通常3年で見直すのが基本だから」という回答を頂きました。 村はどう判断するのでしょうか・・・? 委託するわけではないので3年という物差しは「たとえば」に過ぎず根拠に欠ける数字です。 1年や3年などという期間は設けず村も今まで通り緊急課題として再検討し、議会も審議を停滞させる必要はない。 そう思うのですが、、、、 老人介護だけではなく大切なのは現場です。 「少子高齢化」が進み、「子が親を介護する」というスタイルには無理があり、ますます介護サービスを希望する老人は増えるでしょう。希望者に対しサービスを提供する施設は不足しています。そして、現在ある介護施設も慢性的な人材不足。 昨年、僕が訪れた神奈川にある特別養護老人ホームは職員(ヘルパーさん)の多くが外人でした。国策としてベトナムやインドネシアから介護人材を集めなくてはいけない現状なのです。 各家庭で行われていた老人介護が、公的な介護サービスを誘発し、公的な介護がさらなる介護ビジネスを生んだのです。 「これは必然なのです!」 良いとか悪いとかではなく必然的に生れた介護ビジネスが、今は成熟してなくても、進行方向は変わることがないでしょう。だから、介護制度や雇用形態も年々見直され変化するのです。 見切り発車がいいのかと言う議論はありますが、先ずは、今ベストを求めるのではなく、最もベターな方法に預けてみる必要性を強く感じます。問題が出たら見直せば良い。そうしないと赤井川村の介護サービスは不安定なままです。 個人的には、訪問・在宅・デイサービスにしても質の高い介護サービスを得る機会が遠退いた気がしてなりません。人生100年時代と言われますが、それほど多く時間が残っているわけではわけではないお年寄りの為にも早い再開を期待し報告を終わります。 実際にどういう結論が出るかは19日から行われる定例会で決まります。 決まりましたらまた報告させていただきますね。 F(12月26日公開したブログから) 議会、本年度第四回目の定例会が終わりました。 僕としては二回目の定例会。色々とやり残したことはありますが、今後どのようにやるべきなのか道筋も見えた定例会になったような気がします。 先ずもって僕が抱いたイメージは・・・『保守』だな。 ―――――「これを、ぶっ潰す!!!」なんて、どこかの議員のようなことを言うつもりはありませんが、なかなか複雑でシリヤスな問題です。 以前どこかで書いたと思いますが、スマホが普及し、物事を上手くごまかすことができなくなった。つまり、曖昧なことを言うとググればいい(検索すればいい)わけです。 はっきりしないことや、不可思議なことは、情報としては役に立たない。でも、議会は電子機器の持ち込み禁止。ICレコーダーすら持ち込めない。 パソコンやスマホを持ち込んじゃいけない理由。色んな理由があろうかと思いますが一番はなんだと思います? 「使える人と、使えない人に差ができるから、、、、」ですよ。 情報が民主化され、老人も子供も、地方も中央も平等に情報を得る権利があり(子供は一部というべきかもしれません)、 世の中のスピードがこれだけ早くなっているのに田舎の政治は最適化できないでいる。 確かに理想論は持ち続けるべきかもしれない。昔のように情報が遅い時代なら理想論にぶら下がっていても火傷はしなかった。 今は違う。これほど世界が変化し、情報が早い、その度にシステムを理想化するんじゃなくて最適化していかないと崩れてしまう。 そう思うのですが、、、、。 ![]() 介護三事業の問題も方向性が示されました。 特別委員会としては、『先ずは村が直営で運営し、徐々に村がサポートしながら赤井川村社会福祉協議会(以後社協)に業務委託する』(要約) という報告がなされました。 ただ、これも曖昧な報告だったと感じています。 自治体側が、この報告書をどのように判断し、事業化していくのか・・・? でも、僕の理解では、先ずは居宅サービスを社協に委託し、社協側の意向を確認しながら三事業を協議していこうという内容だったし、デイサービスは外部委託ではできないはず。 さらに、自治体の判断、社協の意向、この二つを確認しないで、委員会報告(ほとんど要望ですよね)になったのには、本当にビックリした。 そもそも社協に任せられないというところから話がこんがらがったのに、、、、本当に大丈夫か!? 特別委員会のルールとして、道筋を示す必要があり、議会の協議としては一応決着した形になりました。(終わりが見えなかったので一安心という思いもあります) でも、結論が出たわけではありません。どのように村がバランスをとるか・・・? 難しい采配になりそうですがスピード感のある進展を期待します。 それにしても曖昧なデーターに惑わされすぎ!サービスの内容を語らず予算の額を計ることはできないだろう。「ちゃんと説明してくれないとわからんし、反論するところは反論しないと、、、」。せめてパソコンを持ち込んで、ちゃんとした明らかなデーターを見せてくれ!参考人招致や所管事務調査という方法もある。 包括を含め介護の4事業はきっちりした情報、明確なデータを示してもらいたい。 曖昧にするから問題がややこしくなる。――――――「頼むよ。ホントに、、、」 さて、住民にどのように説明したらいいでしょうか・・・? 僕が聞く限り、住民の多くは社協に業務委託することを支持すると聞いています。 願ったり叶ったり????? でも、本気でやる覚悟があるかなぁ? 僕は現在の社協には荷が重いと思いますよ。協議会として多くの荷物を背負いこむ覚悟。かなりのエネルギーが必要です。実務者と責任者のバランスが悪いだろ。つまり、それも上手くいかない原因じゃないか? ![]() 『スカッと解決』とは行きませんでしたが、間違いなくお伝えできることは 新人議員として最初の議題がこの介護三事業の指定管理の問題でよかったということ。色々と勉強できたし、この問題だったから見えた議会の姿も一杯ありました。赤井川議会は、自治体の『追認機関』ではない。ただ、僕も含めてまだまだ勉強しないとね。 一般質問でも一番言いたかった「議員なんて誰がやっても同じって時代は終わり、議会の持てる力が住民生活に大きく影響する」そういう思いを決すれば、本当の意味で魅力のある村になるはずです。 「先ず、議会にパソコンかタブレットは持ち込めるようにしてよ〜」 登別市議会はPC、小樽はタブレット。あたり前になると思うけどな・・・。 データ化の件もそうだけど、曖昧な情報を許さない為には村側から提案すべきことだと思うけど、、、。 まぁ、最初からうまくいくなんて思っていないので、まだまだ頑張らないとね。 |